去年1年間に和歌山県沿岸で事故を起こした船の数などを発表し、事故を起こした船の数と死者・行方不明者の数は前の年より増えたことがわかりました。
これは、和歌山と田辺の海上保安部がまとめたもので、それによりますと、県沿岸で去年1年間に事故を起こした船の数は75隻で前の年より14隻増えました。
また、死者・行方不明者の数も39人で、前の年より8人増えています。
こうした要因について、和歌山と田辺の海上保安部は、タンカーの関係する事故がおととしはゼロだったのが9隻に増えたほか、海で泳いだり、釣りをしていて事故に巻き込まれ、亡くなったり、行方不明になった人も前の年より6人増えて7人になったことが影響したと分析しています。
海上保安部では、今後も、ライフジャケットの着用や、出発前の船の点検などを徹底するよう呼び掛けていきたいと話しています。