大阪府岬町(みさきちょう)のみさき公園内の動物園で、きょう(28日)飼育されている動物による干支(えと)の引継ぎ式が行われ、ことし(2015年)の干支「未(ひつじ)」から、来年(2016年)の干支「申(さる)」にバトンタッチされました。
きょう正午前に、園内の「南米の森」にあるリスザルの檻の前で行われた引継ぎ式では、メスの羊「マリー」がリスザルと檻の格子窓(こうしまど)越しに対面するなか、羊の飼育員・蔭山瑞希(かげやま・みずき)さんから、リスザルの飼育員・辻本沙恵美(つじもと・さえみ)さんへ「干支」と書かれた木製の看板が引き継がれました。
また、来年の運勢を占うおみくじも用意され、リスザルが辻本さんの手を借りておみくじを引くと、見事「大吉」を引き当て、観客を喜ばせました。
羊の飼育員の蔭山さんは「園内で飼育している二頭の羊にとって、ことしは大変幸せな年になりました。リスザルにも幸運を引き継いでもらい、より多くの来園者が来ると良いですね」と話しています。
一方、リスザルの飼育員の辻本さんは「ことし9月6日にオスのアユムくんが生まれ、リスザルは幸せのまっただ中です。来年も益々幸運でありますように」と話しています。
引継ぎ式では、ことし就任したばかりの真貝征志郎(しんかい・せいしろう)園長が、干支にかけたユーモアを交えて「ことしはキリンやリスザルなどの赤ちゃんが生まれてメェ~っちゃ良い年になりました。来年は皆さんにとってウッキーウキな年になって欲しいです」とあいさつしました。