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「海難1890」公開記念・和歌山活性化セミナー(写真付)

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日本とトルコの合作映画『海難1890(いちはちきゅうぜろ)』の公開を記念した、南海電鉄、東映、和歌山大学が主催するセミナーが、きょう(23日)午後、和歌山大学で開かれました。

きょうのセミナーのもよう(12月23日・和歌山大学)

きょうのセミナーのもよう(12月23日・和歌山大学)

これは、125年前のエルトゥールル号遭難事故や、1985年のイラン・イラク戦争時のトルコ人による日本人救出劇を題材にした映画「海難1890」が公開されたことを記念して、日本とトルコの関係や日本人の誇りについて、改めて市民に考えてもらおうと開かれたものです。

和大の海津教授

和大の海津教授

はじめに和歌山大学教育学部の海津一朗(かいづ・いちろう)教授が、125年前の日本とトルコの時代背景を説明した上で「海難1890では、安易に美化せず、串本大島の暮らしを淡々と描くことで、国を動かす原動力を強く表現している」と語り、高く評価しました。

沼田準一さん

沼田準一さん

続いて、1985年のイラン・イラク戦争の際、日産自動車の技術者として首都・テヘランに赴任し、トルコ航空機で救助された日本人215人のひとりで、NPO法人「エルトゥールルが世界を救う」特別顧問の沼田準一(ぬまた・じゅんいち)さんが、テヘラン空爆の緊迫感や、トルコ航空機による日本人救出のもようを振り返り「串本で生まれた絆がテヘラン救助のきっかけと知り、和歌山とは無縁な青森出身の私が、和歌山県民とトルコ国民に感謝したい一心で活動してきました」と改めて感謝しました。

トルコからテレビ電話で語りかける田中監督

トルコからテレビ電話で語りかける田中監督

またきょうは、キャンペーンのためトルコに渡っている「海難1890」の田中光敏(たなか・みつとし)監督にテレビ電話をつなぐサプライズ演出も行われ、田中監督は「イスタンブールの空港では映画の宣伝映像が流されていて、人々から握手を求められる歓迎ぶりです」と驚いた様子で「5年前、串本町で行われたパネルディスカッションで、沼田さんが突然壇上で涙ながらにお礼を述べた光景が忘れられず、大きな力になりました」と語り、和歌山市や串本町などから参加した、およそ200人の聴衆や学生らをうなずかせました。


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