停滞する梅雨前線の活発な活動により、和歌山県では、大雨が降ったばかりですが、あさって(7日)にかけて、再び大雨が予想されています。
このため、和歌山地方気象台では、大雨に関する気象情報を発表し、土砂災害に注意するよう呼びかけています。これまでの雨で地盤が緩んでいるところは、特に注意が必要です。
アメダスの観測で、おととい(3日)朝からきのう(4日)夜までの総雨量は、護摩壇山で310ミリ、龍神で265ミリ、西川で251・5ミリ、本宮で222・5ミリ、栗栖川217ミリなどとなっています。きょう(5日)は、和歌山市などでは、雨がやみ、薄日が差すなどしていますが、県の中部や南部では、雨が降っているところがあります。
西日本に停滞している梅雨前線は、あす(6日)には、日本海まで一旦北上し、その後南下して、8日ごろにかけて、本州付近に停滞する見込みです。和歌山県では、前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、7日にかけて大雨になる見込みで、その後も雨が続くとみられています。
これから7日午後6時までに予想される雨の量は、和歌山県の多いところで200ミリから300ミリに達し、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
気象台では、最新の気象情報に留意し、土砂災害に十分注意するとともに、低い土地での浸水、河川の増水、落雷、突風にも注意を呼び掛けています。