御坊・日高地方を中心に撮影された映画「ソワレ」が、来月(8月)28日から全国公開されます。
映画「ソワレ」は、去年(2019年)夏、御坊市や日高郡、和歌山市などで撮影された、若い男女の切ない逃避行を描いた、外山文治(そとやま・ぶんじ)監督の長編映画2作目の作品で、主演は、村上虹郎(むらかみ・にじろう)さんと芋生悠(いもう・はるか)さんがつとめ、地元の住民らもエキストラ出演しています。
県内を舞台にした映画をプロデュースしている和歌山市出身の前田和紀(まえだ・かずとし)さんが、外山監督に提案したことで実現したオリジナル作品で、役者を目指し上京した若者が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く女性と、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始めるというストーリーで、映画のタイトルの「ソワレ」は、「陽が沈むころ」を意味しています。
また、今作は、俳優の豊原功補(とよはら・こうすけ)さんと歌手の小泉今日子(こいずみ・きょうこ)さんらが設立した映画制作会社の第1回プロデュース作品となりました。
映画「ソワレ」は、来月28日から、和歌山市のイオンシネマ和歌山とジストシネマ和歌山など、全国で公開されます。