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「GORYO・KATARIBE・ジュニア」今年もスタート(写真付)

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1854年の安政の大地震で、紀州広村、現在の広川町が津波に襲われた際、稲わらに火をつけて村人を高台に誘導したとされる偉人、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)を学ぶ地元の小学生対象の講座が、今年度もきょう(6/27)から始まりました。

広川町民会館で・2020年6月27日

この取り組みは、今年、2020年に濱口梧陵が生誕200年を迎えるのにあわせて広川町教育委員会が、次の世代を担う子どもたちに梧陵の功績を伝えていこうと、おととしから行っているもので、今年で3年目です。

講座参加の対象は、広川町内にある広小学校と広南小学校の5年生と6年生で、地元の語り部サークルのメンバーが、指導にあたっています。

今年は、12人が参加することになり、初日のきょうは、11人が出席しました。

きょうの出席者

きょう午前9時から広川町の町民会館で開かれた開講式では、主催する町教育委員会の松林章(まつばやし・あきら)教育長が挨拶し、「1820年6月15日に濱口梧陵が生まれて今年でちょうど200年です。きょうから講座が始まりますが、1月の発表に向けてしっかり勉強してください」と呼びかけました。

挨拶する松林教育長

また、広川町語り部サークル代表の坂井竹男(さかい・たけお)さんは、「歴史がわかれば学ぶことが楽しくなります。みんなで発表に向けて頑張りましょう」と挨拶しました。

挨拶する坂井代表

開講式のあとは、講座の担任を務める広川町語り部サークルの熊野亨(くまの・とおる)さんが、「なぜ、という疑問を常に持って梧陵さんの勉強に取り組んでください」と話し、来年1月に行われる発表会までのスケジュールなどについて説明しました。

講座の担任、熊野さん

今回、初めて受講するという広小学校6年の吉藤(よしふじ)すみれさんは、「先生に誘われて梧陵さんが何をやったのか、もっと知りたいと思って参加しました。みんなに梧陵さんのことを知ってもらえるよう発表したい」と話していました。

 

「GORYO・KATARIBE・ジュニア」の講座は、来年1月まで12回にわたって開かれ、濱口梧陵の生涯や功績などに加えて広川町の歴史や地震・津波の仕組みについても学び、最後に、児童が学んだことをまとめて発表することになっています。


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