６月定例和歌山県議会は、きょう（１７日）から一般質問がはじまり、議員から新型コロナウイルス感染症対策に関する質問が相次ぎました。
自民党県議団の藤山将材(ふじやま・まさき)議員は第２波・第３波に向けた備えについて尋ねたのに対し、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「感染状況が落ち着いている今だからこそ、医療保険体制の更なる充実が喫緊(きっきん)の課題で、感染者の早期発見･早期隔離・徹底した行動履歴調査を柱とする『和歌山方式』を着実に行うことが重要だ」と述べ、ＰＣＲ検査機器の追加導入や、更なる病床の確保、地域の中核病院へ時間短縮型のＰＣＲ検査機器を配備することなどを推し進める考えを強調しました。併せて、高齢者の介護施設などの感染予防対策強化や、マスク・消毒液などの購入費を支援することなども行う考えを示しました。
このほか、自民党県議団の秋月史成(あきづき・ふみなり)議員は感染症収束後の移住定住戦略などについて質問し、共産党県議団の高田由一(たかだ・よしかず)議員は検査体制の充実を求め、公明党県議団の中拓哉(なか・たくや)議員は臨時休校による学習の遅れを取り戻すため教員ＯＢの活用を提言するなど、それぞれ県当局の姿勢をただしました。
和歌山放送ラジオでは、きょうの６月県議会・一般質問のもようを、午後９時半から録音ダイジェストでお伝えします。