今月(12月)、田辺市で生後半年の男の子が22歳の母親に首を絞められて殺害された事件で、田辺簡易裁判所は、殺人未遂の疑いで逮捕された母親の鑑定留置を認める決定をしました。
これは和歌山地方検察庁がきょう(18日)、明らかにしたものです。
この事件は今月(12月)5日の午後0時半ごろ、22歳の母親が自宅で、生後半年の長男の首に電気コードを巻き付けて殺害しようとしたもので、田辺警察署は母親を殺人未遂の疑いで緊急逮捕しましたが、長男が2日後に死亡したため容疑を殺人に切り替えて捜査していました。
警察の調べに対して、母親は、「なかなか泣きやまなかった。殺すつもりで首を絞めた」などと容疑を認めていますが、母親が事件2日前に子育ての不安を市の窓口に相談し、医療機関を受診するよう勧められていたことがわかり、和歌山地検田辺支部は、事件当時の刑事責任能力を調べるため、田辺簡裁に鑑定留置を求めていました。期間はきょうから来年2月17日までです。