今月(12月)23日の天皇誕生日を前に、全国67の民間の社会福祉事業者などへ、きょう(18日)天皇陛下から御下賜金(ごかしきん)が贈られ、和歌山県からは和歌山市の社会福祉法人・紀伊松風苑(きいしょうふうえん)が運営する救護施設「かつらぎ園」に贈られました。
御下賜金は、天皇陛下のお考えで贈られるもので、社会福祉施設や在宅福祉事業を展開している、創立5年以上の事業経験を持ち、過去5年間に御下賜金を受け取っていない事業者や施設の中から、特に優秀なところに贈られます。
今年度、和歌山県から選ばれた社会福祉法人・紀伊松風苑は、1965年(昭和40年)に設立し、翌年から特別養護老人ホームの運営を始めました。
2006年(平成18年)10月には、身体や精神に障害があり、日常生活が困難な人を保護する救護施設・かつらぎ園の運営も始めています。
きょう午後3時半から和歌山県庁の知事室で行われた伝達式で、仁坂吉伸知事から横山申彦(よこやま・のぶひこ)理事長に、御下賜金と宮内庁からの伝達書が手渡されました。