小学生が、スポーツの感動や興奮を筆で表現した作品を展示する「スポーツ書道展」が和歌山市本町2丁目の「わかやまスポーツ伝承館」で開かれています。
これは、書道を通してスポーツに関心を持ってもらおうと、県教育委員会やスポーツ伝承館が毎年、県内の小学生から作品を募集し、展示しているものです。
7回目の今回は856点の応募があり、そのすべてが展示されています。作品は、「努力」や「夢」「絆」といった、子どもたちがスポーツから自由に連想した言葉が毛筆で力強く書かれているほか、「トライ」や「東京五輪」など、ことし盛り上がったラグビーW杯や来年の東京オリンピックにちなんだ作品、色や文字の大小を工夫したものもあります。
スポーツ伝承館の江川哲二(えがわ・てつじ)館長は「スポーツをしたり見たりすることがあまり好きではない子どもにも、文字を書くことでスポーツに関心を持ってほしい」と話していました。
また、「わかやまスポーツ伝承館」では、ことしプロ野球で活躍した和歌山県ゆかりの選手18人を紹介する展示会も開かれています。
会場には、橋本市出身で、DeNAから大リーグ・レイズへの移籍が決まった筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手のユニホームや、紀の川市出身で、3年連続3回目のゴールデン・グラブ賞を獲得した日本ハムの西川遥輝(にしかわ・はるき)選手の、金色に輝く表彰盾など、およそ60点の貴重な品が並んでいます。また、楽天へ入団する智辯和歌山の黒川史陽(くろかわ・ふみや)選手ら、ことし10月のドラフト会議でプロ野球入りが決まった新人選手4人も紹介しています。
「第7回スポーツ書道展」は、来年(2020年)1月13日まで、「2019プロ野球~和歌山県ゆかりの選手~」展は来年1月9日まで、いずれも和歌山市本町のフォルテワジマ3階「わかやまスポーツ伝承館」で開かれています。入場は無料で、来年1月1日から3日は休館です。