官公庁が仕事納めを迎えたきょう(12/27)、和歌山県内の市町村役場では、仕事納め式が行われ、年末年始休暇に入りました。
このうち、和歌山市役所では、きょう午後4時半から市役所14階の大会議室で仕事納め式が行われ、課長級以上の幹部職員およそ170人が出席し、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から訓示を受けました。
この中で、尾花市長は、「今年は、元号が令和に変わり、消費増税もあり、皆さんの業務が増えましたが、よく対応してくれました」と職員の労をねぎらった上で、「この年末年始が9連休となる人は、ゆっくりと休んで鋭気を養ってください」と呼びかけました。
また、挨拶の中で尾花市長は、芦原地区の公共工事を巡り、連合自治会長が、落札業者に協力金名目の金を要求していたとして逮捕・起訴された事件についても触れ、「法律に違反しない中でなかなか断れない部分があって、これが過去からの悪癖に繋がってきた。今後は、法律に抵触しなくても不適切と考えられる部分は、組織的に対応していかなければならない」と述べ、職員に対し、市民全体の公僕としての意識をさらに強く持ち、和歌山市が、より透明感のある行政組織となるよう取り組みを求めました。
県内では、他の市町村役場でも仕事納め式が行われましたが、和歌山県庁は、職員が所属長に気を遣って年末の休みが取りにくくならないよう、いわゆる「働き方改革」の一環として、今年から仕事納め式を廃止しています。
年末年始休暇は、あす(12/28)から1月5日までで、年明けの仕事始め式は、他の市町村と同じように県庁でも行われます。