今月(12月)26日午後から夕方にかけ、和歌山県で部分日食が見られます。これは、インド南部やシンガポール、グアムなどでは、金環日食となるもので、和歌山市では、最大食分0・375、面積比で4分の1ほど欠けます。
和歌山市では、午後2時21分に、太陽が下の方から欠け始め、食の最大は午後3時31分、ここから元に戻り始め、午後4時33分に日食は終わます。今回の部分日食は、太陽が南西の空に傾き始めた中で見られ、欠け始めの頃でも太陽の高度は23度、食の最大時で14度、食が終わる頃には、わずか3度で、その20分後には日没を迎えます。
部分日食は、南西の空が開けているところなら、その時間に晴れていれば見ることができます。ただ、太陽を直接見つめるのは危険なため、「日食グラス」など専用の減光対策が必要です。
和歌山での日食は、今年(2019年)1月6日の部分日食以来で、次回は、来年(2020年)6月21日に最大で半分ほど欠ける部分日食があります。