他人名義の通帳と印鑑を利用して、銀行でおよそ３千万円をだまし取ったとして、大阪市に住む２５歳の男が詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで和歌山東警察署に逮捕されました。
警察の調べによりますと、大阪市中央区瓦屋町（かわらやまち）の無職、藤岡克実(ふじおか・かつみ)容疑者２５歳は、今年５月から１１月にかけて、偽造した払戻請求書を和歌山市内にある銀行に提出し、３２回にわたり、あわせておよそ３千万円をだまし取った疑いで、きょう(１６日)詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕されました。
使われた通帳と印鑑は、和歌山市内で１人暮らしをしている９０歳代の女性のもので、藤岡容疑者は窓口で、女性の孫と言って現金を引き出していましたが、紛失届が出された通帳を持っていたことを不審に思った銀行の職員が警察に通報しました。警察は通帳や印鑑を入手した経緯を調べています。