関空や伊丹、神戸の3つの空港を運営している関西エアポートの山谷佳之社長がきょう(16日)和歌山市内で講演し、大阪ミナミを核にして海外からのインバウンド客を和歌山に呼び込むことなどこれからの展望などについて話しました。
これはきょう(16日)和歌山市内で開かれた第122回和歌山放送情報懇談会で山谷社長が講演の中で述べたものです。
山谷社長は、「2025年に向けて思うこと」と題して講演し、関空開港から25周年を迎えた関西空港の沿革や半径22キロの範囲内に3つの空港があり、5本の滑走路があることが関西の発展に有効であることを紹介しました。
また山谷社長は、関西空港は海外からのインバウンド客の多くが関西にとどまっているとし、宿泊客の多い大阪のミナミを核としてハブ的に和歌山への観光客を取り込むことを提案しました。
また、2025年の大阪万博への期待や、2021年に関西で開かれるワールドマスターズゲーム大会で国内外の参加者を誘致していくことへの理解を示しました。
このほか、関西空港が去年の台風21号で大きな被害を受けたことに触れ、その後の防災対策などで安心して利用できる空港の取り組みにつとめていることなどを紹介しました。