赤ちゃんと触れあうことで、命の大切さや、家族や周囲への感謝の気持ちを再確認する特別授業が、きょう(16日)和歌山市の近畿大学附属和歌山中学校で開かれました。
これは、総合的な学習の時間の一環として、和歌山市のNPO法人「ママの働き方応援隊和歌山校」の協力で、県内で初めて開かれたものです。
きょう午前中に開かれた特別授業には、中学2年生およそ240人が参加し、ママの働き方応援隊和歌山校のメンバーの母親と生後10か月から4歳の子どもが「先生」となり、1時間にわたって触れ合いました。
生徒たちはグループに分かれて、母親から子どもの成長の早さや子育ての苦労を聞いたほか、子どもとおもちゃで遊んだり、だっこをしたりしながら楽しんでいました。
参加した女子生徒は「親とケンカをした時にもしかして嫌われてるのかなと思うこともあったけど、授業を通じて、ここまで育ててくれたのは母のお陰だと気づきました」と話していました。
NPO法人「ママの働き方応援隊和歌山校」代表の藁科久美(わらしな・くみ)さんは「人は周囲の様々な人のおかげで大きくなれたことを、子どもとの触れ合いを通じて知ってもらいたい」と話しています。