南海電鉄は、和歌山と大阪を結ぶ南海本線の特急「サザン」のうち１編成を、和歌山市出身でロックバンド「Ｌ’Ａｒｃ-ｅｎ-Ｃｉｅｌ(ラルク・アン・シエル)」のヴォーカル・ＨＹＤＥ(ハイド)さんの写真を車体にラッピングした「ＨＹＤＥサザン」として運行することになりました。
「HYDEサザン」のイメージ図（海側・南海電鉄提供）
これは、南海電鉄が取り組んでいる「外国人観光客をはじめとする交流人口の拡大」の一環として企画されたもので、ことし（２０１９年）１月「和歌山市ふるさと観光大使」に委嘱された和歌山市出身のＨＹＤＥさんとのコラボレーションが実現しました。
「ＨＹＤＥサザン」は、座席指定車の１００００系車両１編成４両に、ＨＹＤＥさんの写真や、和歌山市で開かれたライヴのもようのほか、友ヶ島の要塞をイメージしたレンガづくりの建物のビジュアルがデザインされています。
「HYDEサザン」のイメージ図（山側・南海電鉄提供）
さらに、ＨＹＤＥさんがＳＮＳなどで用いるハッシュタグ「なんて素敵な和歌山なんでしょう。」の文字や、和歌山城、日前宮(にちぜんぐう)、ポルトヨーロッパ、友ヶ島の４カ所の観光名所のデザインも車両の側面に施されます。
南海電鉄は「この企画を通じて、より一層和歌山市エリアのＰＲと交流人口の拡大を図っていく」と話しています。
特急「ＨＹＤＥサザン」は、今月（１２月）２３日から来年（２０２０年）の１０月ごろまで運行する予定です。