和歌山市芦原地区の公共工事を巡り、連合自治会長が落札業者に協力金名目の金を要求していたとして逮捕された事件を受け、
和歌山県は今後こうした事件を防ぐため、ルールに反した業者に対して工事成績点数の減点をする指針をまとめ関係団体に通知します。
県によりますと、今回の和歌山市発注の事件を受け、工事着手時に自治会などへの説明は発注業者がだけ行なうことや、工事の施工を前提とした自治会への金品の提供は行わないことを徹底し、違反業者には工事成績評価の点数を減点するとしています。
この制度は来月(1月)1日以降の公告分から適用します。
今回の和歌山市の事件をめぐっては連合自治会長への挨拶に落札業者と発注側の職員が同行したり、落札業者が連合自治会長に協力金名目の金を要求されるなどしたことが問題になっていて、県もこれまでに発注した工事についてこうした事実関係を調査していました。