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空き家相談会に多くの悩み 和県内7カ所で開催(写真付)

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空き家の割合が全国で3番目に多い和歌山県できょう(12/10)、空き家に関する相談会が開かれました。

相談会の様子(2019年12月10日・県立図書館2階で)

去年(2018年)の総務省の住宅・土地統計調査によりますと、和歌山県内にある空き家の総数は、9万8400戸で、空き家率は20・3%、全国平均の13・6%を大きく上回り、全国2位の高い水準となっています。

きょうの相談会は、家族が集まる年末年始を控え、空き家を含む自宅の将来について語る「家族会議」を開くきっかけにしてもらおうと、和歌山県や市町村、行政書士会などの業界団体でつくる県空家等対策推進協議会が主催したものです。

相談会は、去年10月から2ヶ月ごとに県内7カ所で開かれていて、今回で7回目です。

このうち、きょう午後1時半から、和歌山市の県立図書館で開かれた相談会には、6人が訪れ、宅建取引士や司法書士、不動産鑑定士らに空き家になった住宅の相談などをしていました。

和歌山市から訪れた和田正(わだ・ただし)さん71歳は、「6年前から空き家になった家があり、何か整理する良い方法がないかを聞きにきました。きょうの相談で、新築するにあたっては、家に面した道路の広さによって、条件が厳しいと知ったので、和歌山市へも問い合わせてみます」と話していました。

協議会の事務局を務める、県建築住宅課の尾高伸一郎(おだか・しんいちろう)さんは、「空き家問題は、複雑で、専門分野が多岐にわたるので、所有者が自分で相談場所を探すのは難しいと思います。相談会では、空き家を手放したいという相談が最も多く、そのほか、相続や解体方法などを質問されるケースが増えています。

和歌山県の空家率が高いので、引き続き、相談会を開いていきたい」と話しました。

去年10月以降、前回までの7回の空家相談会によせられた案件は、あわせて239件となっています。


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