和歌山県内で捕れた野生のイノシシとシカの肉を県内の料理店で「ジビエ料理」として楽しむ「わかやまジビエフェスタ」が今月(12月)から始まりました。
2011年から毎年、冬に期間限定で実施され、9年目の今回は、県内のレストランやホテル、カフェなど、64店舗が参加し、それぞれに、ジビエ肉を使った和食、洋食、フレンチ、イタリアン、それに、多国籍料理などを提供しているほか、レトルト食品など加工商品での参加もあります。県では、「この機会に、ジビエ肉のおいしさを味わってほしい」と話しています。
「わかやまジビエフェスタ」は、来年(2020年)2月末まで実施され、利用者を対象に、プレゼントが当たるキャンペーンも展開されています。参加店舗や提供メニュー、プレゼントなどについて詳しくは、「わかやまジビエフェスタ」のホームページや、配布中のリーフレットに掲載されています。
ところで、和歌山県では、深刻化する野生鳥獣被害の対策として捕獲した野生のイノシシやシカの肉を安全に処理・提供するため、処理施設の衛生管理認証制度や、品質に見合った価格設定などができるよう全国に先駆けた肉質等級制度を導入しています。