和歌山市の冬の特産野菜「わかやま布引(ぬのひき)だいこん」の出荷が最盛期を迎えたきょう(6日)和歌山市布引のJAわかやま南部(なんぶ)営農センターで、生産者たちが大根の出来映えを確認する「目揃え会(めぞろえかい)」が行われました。
和歌山市南部の名草(なぐさ)地区では、水はけが良く肥沃な砂地を利用して、青首の「わかやま布引だいこん」が栽培されていて、根が真っすぐにのびて通常の大根よりも大きく、おでんや雑煮といった煮物をはじめ、大根おろしなど生でも美味しく食べられます。
きょうの目揃え会にはおよそ40軒の農家が生産した大根の入った段ボール箱がずらりと並べられ、生産者やJAの関係者らが白さやつやなどを確認し、良いと思った大根に一票を投じました。投票の結果、吉田謙二(よしだ・けんじ)さん59歳が最多得票で表彰されました。
JAわかやま南ブロック大根協議会の南方一誠(みなかた・かずせ)会長は、「ことし(2019年)も良い出来になりました。関西一円に出荷しているので、生でも、おでんや煮物などでも味わってほしい」と話していました。
出荷作業は来年(2020年)2月末ごろまで続き、今シーズンはおよそ5000トンの出荷を見込んでいるということです。