障害を克服し、いきいきとした社会生活を送る障害者や支援者などを表彰する、和歌山県の「紀の国チャレンジド賞」と「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」の授与式が、きょう(6日)和歌山県庁の正庁(せいちょう)で行われました。
「チャレンジド」とは障害者を意味する英語で、障害を神から与えられた使命への挑戦ととらえ、前向きに社会活動を行う人のことをいいます。
ことし(2019年)で17回目となる「紀の国チャレンジド賞」では、障害を克服し自立した社会経済活動を行っている「自立更生者賞」に小脳出血による肢体(したい)障害者で、デイサービス事業所「輝楽魂(きらたましい)やすらぎの家」を運営している和歌山市の北山尋唯(きたやま・ひろただ)さん51歳ら2人、
障害を前向きにとらえ、意欲的な社会参加に取組んでいる「チャレンジ賞」に、肢体障害者で、一時断念していたラージボール卓球を再開させ全国大会で優勝を果たした、橋本市の児嶋淳(こじま・じゅん)さん81歳ら4人、
障害者を支える家族や団体職員などに贈られる「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」には、1998年から和歌山市視覚障害者福祉協会の理事や監事を歴任し障害者福祉に尽力している、和歌山市の県立盲学校教諭・松下淳二(まつした・じゅんじ)さんら6人に仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から賞状や感謝状が授与されました。
受賞者を代表してあいさつしたチャレンジド賞の北山さんは「皆様のお力添えのたまものです。共生社会実現のためチャレンジ精神を持って、多くの人々に夢と希望を与えられるよう頑張ります」とお礼と決意を述べました。