和歌山市で去年(2018年)11月重いヤケドを負った4男に治療を受けさせず放置したりタバコの火を押しつけたりしたとして、保護責任者遺棄と傷害などの罪に問われた板金溶接工中野将希被告34才に対する公判がきょう(6日)和歌山地裁で開かれ、検察側は懲役3年を求刑しました。
検察側は論告でやけどについては「医療機関に連れて行けば虐待を疑われると考え、動機が身勝手だ」と指摘し、タバコの火の押しつけも危険で悪質としました。
中野被告の弁護側は保護責任者遺棄については、家庭で治療をしていたと無罪を主張しました。公判はきょう(6日)で結審し、判決は来年(2020年)1月14日に言い渡されます。
起訴状によりますと中野被告はすでに有罪になっている妻と共謀し去年(2018年)11月7日頃、自宅で右足と右腕にやけどした四男を去年(2018年)11月18日まで病院に連れて行かず、必要な治療を受けさせなかったとしています。そのほかにも四男の左腕にタバコの火を押しつけ、一か月のヤケドをさせました。