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11月の企業倒産状況・倒産件数が2か月連続で2ケタ

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民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(11月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は11件、負債総額は4億300万円となりました。倒産件数が2けた台となるのは10月から2か月連続で、2016年9月から10月以来、およそ3年ぶりとなりました。

このうち、負債総額が1億円を超えたのは1件で、地域別では、和歌山市が6件、岩出市(いわでし)、海南市、御坊市(ごぼうし)、田辺市、有田郡(ありだぐん)でそれぞれ1件でした。

業種別では、建設業と小売業、サービス業がそれぞれ3件、運輸業が2件でした。原因は販売不振が10件、他社の倒産の余波が1件でした。

東京商工リサーチ和歌山支店は今後の見通しについて「小口倒産が主流なのに変わりはないが、ことし(2019年)の倒産件数がすでに去年(2018年)1年間の件数と並んだため、件数が去年より増加するのは必至の状況だ。人手不足の問題や、金融機関の貸し出し姿勢の変化、米中貿易戦争などの問題が山積し先行きに不透明感があるため、和歌山県でも倒産が増加に転じる可能性は否定できない」と分析しています。


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