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和歌山県総合教育会議 高校教育を議論(写真付)

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和歌山県と県・教育委員会のトップや教育委員らが教育に関する課題で意見を交換する、今年度(2019年度)の和歌山県総合教育会議が、きょう(27日)午後、和歌山県庁の北別館で開かれました。

きょうの会議のもよう(11月27日・和歌山県庁北別館)

会議には和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と、県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長ら幹部のほか、県教育委員5人全員が出席し、人口減少社会の中での高校再編や、魅力ある高校の姿について話し合われました。

宮﨑教育長は現在およそ9千人いる県内の高校生が、15年後には5千人程度にまで減少するという試算を示し、今年度「きのくに教育審議会」を設立して、スポーツや文化、大学進学などでの県外流出の食い止めや、学力の向上などについて協議していることを報告しました。

宮﨑教育長(右)の説明にツッコミを入れる仁坂知事(左)

この中で仁坂知事は「エリート校を作って生徒を難関大学に何人入れたかを競うことに何の意味があるのか。生徒本来の学力や志向にあった適切な進路指導や、人生の範(はん)となる教育の出来る教員を育てることが大事ではないか」と述べました。

竹山早穂(たけやま・さほ)教育委員は「大学受験のテクニックが3年生を教える教員に必要だとは思うが、大学を出てから何をするかが重要であって、エリートに入れなかった生徒が自信を喪失しないか、入試も変革を迎える中、その価値観は必ずしも正しいとは限らないのでは」と述べました。

田中和子(たなか・かずこ)教育委員は「自立を支える教育には、社会からドロップアウトしそうな子どもを救うことが一番大事と思うが、定時制や通信制の教員の熱意で支えられているのが現状。各地域に通える範囲で、全日制の高校のなかでも外部の専門家の招へいやカリキュラムの構築も求めたい」と提言しました。


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