和歌山市出身の作家、有吉佐和子が生前住んでいた家を和歌山市はこのほど和歌山市民会館前に復元移設することを決め、来月(12月)2日に開会する市議会12月定例会に現在ある駐輪場の解体工事を行う費用を提案します。
市によりますと有吉佐和子が住んでいた東京の家を市民会館前にある旧市駅前原動機付自転車駐輪場を解体しその跡地に復元することにしました。今回、駐輪場の撤去費用として8200万円を12月定例会に提案することにしています。
市では復元完成時期については未定としていますが、尾花正啓市長は、「用地の選定には紆余曲折あったが、和歌山市出身の作家を紹介する施設が出来ることは喜ばしい」としていて、近くに新築される市民図書館にも有吉佐和子のコーナーを開設するなどして地元出身の作家を顕彰していく姿勢を明らかにしています。