和歌山県と県・統計協会が主催する、今年度(2019年度)の「和歌山県統計大会」が、きょう(25日)午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれました。
大会は、統計や調査に関する業務に携わる人の士気の高揚をはかり、業務で功績のあった個人や団体への表彰などを行うため、1991年まで毎年開かれていましたが、2016年に25年ぶりに復活してから毎年開かれています。
はじめに、労働力調査や国勢調査など、様々な統計調査で功績のあった個人や団体、それに、県や国の統計コンクールで優秀な成績を収めた小・中学生に賞状や記念品が伝達・贈呈されました。
続いて、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が受賞者に感謝の気持ちを表し「来年(2020年)は統計センサスが行われるので、みんなで協力して『統計の県・和歌山ここにあり』というところを示そう」と呼びかけました。
これに対し、受賞者を代表して、構造統計調査の部門で経済産業大臣表彰を受賞した、広川町(ひろがわちょう)の統計調査員・川口良子(かわぐち・りょうこ)さんが「辛いことも多くありましたが、私たちの活動が社会に役立ち、世の中を動かす力のひとつになっていることに大きな喜びを感じます」とお礼を述べました。
このあと、前・総務省統計局長の千野雅人(ちの・まさと)国際統計交渉官が「統計は、面白い!奥深い!役に立つ!」と題して記念講演しました。