和歌山市の日赤和歌山医療センターで、きょう(13日)午後、書道の師範の資格を持つ内科医師が、入院や通院の患者らに書道パフォーマンスを披露しました。
書を披露したのは、糖尿病・内分泌(ないぶんぴつ)内科部の廣畠知直(ひろばた・ともなお)医師です。
日赤和歌山医療センターでは、今月(11月)12日から14日にかけて文化祭が開かれていて、職員の有志らが手掛けた生け花や手芸、写真や短歌、書などの作品を院内に展示しています。その一環として、書道の師範の資格を持つ廣畠医師が、その場で医療や健康に関する書のパフォーマンスを披露しているものです。
日赤和歌山医療センター西館1階の廊下で開かれたパフォーマンスで、入院や通院の患者らが見守るなか、廣畠医師が令書や楷書で「健康診断」や漢字一文字で「生(いきる)」などの文字を半紙に筆で書き入れると拍手がわき上がりました。
きょうはこのほか、がんの看護を専門とする御園和美(みその・かずみ)看護師長によるミニ講演も行われ、和歌山県のがんの死亡率が全国的に高いことを指摘したほか、来月(12月)日赤和歌山医療センターに、がんに向き合う患者や家族らの相談にがん専門の看護師らが応じる、完全予約制の「がん看護外来」が開設されることなどをPRしました。