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中野BCで令和最初の新酒初仕込み(写真付)

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海南市(かいなんし)の酒造メーカー・中野BCで、きょう(7日)ことし(2019年)の新米を使った新酒の初仕込みが行われ、報道関係者に公開されました。

醸造タンクの酒米を撹拌する蔵人ら(11月7日・海南市・中野BC)

初仕込みが行われたのは、手仕込みの純米酒「紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)」の新酒です。

きょう午前、中野BCの工場では、蔵人たちが、直径2m、深さ2・5m、およそ1万リットルの容量をもつほうろう製のタンクのフタを開け、蒸して冷ました酒米(さかまい)と米麹(こめこうじ)、水を流し込み、長さ3メートルの櫂(かい)を差し込んで丁寧に手作業で撹はんしていました。

蒸した酒米を冷ましてベルトコンベアーで移す作業

麹米(こうじまい)は岡山県産の山田錦(やまだにしき)、掛米(かけまい)は山形県産の出羽燦々(でわさんさん)が用いられていて、蔵人たちが、これから毎日櫂をかき混ぜながら1か月弱ほど発酵させ、今月(11月)下旬に予定している初しぼりまでじっくりと新酒を育てていきます。

中野BCの武田杜氏

杜氏(とうじ)の武田博文(たけだ・ひろふみ)さん49歳は「夏場の高温と台風が心配でしたが、今月に入って気温が下がってきたので安心しています。いまのところ米がよく溶けて味もしっかりしてくると思います。令和最初の記念の年の新酒なので、より良いお酒をつくりたい」と話しています。

中野BCでは、きょう仕込んだ新酒の一部を「純米酒 紀伊国屋文左衛門 令和元年 生原酒(なまげんしゅ)」として、来月中旬から全国へ出荷する予定です。


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