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近大がウナギの人工ふ化、完全養殖の商業化めざす

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白浜町の近畿大学水産試験場は、絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの人工ふ化と50日間の初期飼育に成功したと発表しました。

9月12日に人工ふ化させたおよそ30匹が、50日でおよそ2センチの幼生にまで育ったということです。さらに、近大の試験場では、およそ1100匹の飼育も続けています。順調に育てば、来年(2020年)の春頃には、一部が、稚魚のシラスウナギにまで育つと期待されています。

今後は、養殖の労力とコストを削減するため、水を汚しにくいエサの開発などが課題とみられています。

この分野では、国立研究開発法人の水産研究・教育機構が、研究室で「完全養殖」を成功させて先行していますが、近畿大学も完全養殖の商業利用実現を目指して研究を続けるということです。


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