「紀伊(きい)山地の霊場と参詣道(みち)」が世界遺産登録されて15年となったのを記念して、昨夜(2日)、那智勝浦町にある青岸渡寺(せいがんとじ)で、風船を入れた133個の和紙でできたランタンを夜空に浮かべるイベントがありました。
ライトアップされた熊野那智大社のご神体、那智の滝や青岸渡寺の三重の塔とともに幻想的な光景が浮かび上がりました。ランタンの数は、那智の滝の高さの133メートルにちなんでいます。中にLEDが入りの風船が入っていて、空に浮かぶ仕組みで、糸を付けて回収できるようにしました。
参加者らは願いごとを記した短冊をランタンに付けました。三重・熊野市から家族と一緒に訪れた9歳の男の子は「『家族が健康でいられますように』と書きました」と話し、ランタンを見上げていました。