東京2020オリンピック競技大会に日本代表として出場が内定したカヌーの宮田悠佑(みやた・ゆうすけ)選手がこのほど(10/25)、和歌山県庁を訪れ、県教育委員会の宮崎泉(みやざき・いずみ)教育長に出場内定を報告しました。
宮田選手は、福島県出身の28歳で、鹿屋体育大学を卒業後、きのくに和歌山国体の開催を前に、2014年、和歌山県の職員となり、現在まで田辺市の県教育センター学びの丘で体育指導員を務めています。
宮田選手は、8月にハンガリーで開かれたカヌースプリント世界選手権の男子カヤックフォアに日本代表として出場し、アジア勢で最も高い順位の12位となり、東京オリンピックの出場枠を獲得しました。そして、出場枠を獲得した宮田選手を含む4人のオリンピック出場が内定しました。
今月25日に県庁南別館の県教育長室を訪れた宮田選手は、宮崎教育長と懇談し、オリンピックでの活躍を誓っていました。
訪問後、記者会見した宮田選手は、「8月の世界選手権では、個人の漕力が足りていないことを実感したので、4人乗りにふさわしいパワーと持久力をつけていきたい。そして、カヌースプリント界ではまだ手にしていないメダルに近づけるよう、残り9ヶ月間、頑張っていきたい」と抱負を語りました。
今後、宮田選手は、石川県小松市や、海外で行われる日本代表合宿を経て、東京オリンピックの前哨戦となる来年5月のワールドカップにのぞみますが、合宿の合間には、田辺市へ戻って、普段行っている個人練習と高校生への指導にあたるということです。