和歌山北警察署によりますと、きょう(23日)、和歌山市に住む70才代の女性が、警察官を名乗る男からの電話でキャッシュカードをだまし取られる詐欺事件がありました。警察は、県内で同様の手口の電話が多数かかっているとして市民に注意を呼びかけています。
きょう(23日)午前、警察官を名乗る男から女性宅に電話がかかり「詐欺容疑者を捕まえたところ、持っていた名簿にあなたの電話が載っていて、利用される恐れがあります。政府が補償するので申請すれば金が戻ってきます。キャッシュカードの暗証番号を教えてください」などと言われました。その後訪れた男が、被害者にキャッシュカードを封筒に入れさせたり、印鑑を取りに行った隙に袋をすりかえてだまし取られたということです。
不審に思った被害者が警察に問い合わせて被害に遭ったことがわかりました。
県内では警察官を名乗り、「暴力団を逮捕したら犯人があなたの名簿を持っていたなどと相手を驚かせ、警察官や銀行員を騙る者が訪れてキャッシュカードをだまし取ろうとする手口の電話が多数かかっていて警察は市民にだまされないよう注意を呼びかけています。