去年(2019年)4月と12月に、御坊(ごぼう)・日高地方の沿岸でイセエビを密漁としたとして、大阪狭山市(おおさかさやまし)消防本部の消防隊員5人が、魚業法違反の罪で、きょう(21日)田辺海上保安部から和歌山地方検察庁田辺支部に書類送検されました。
書類送検されたのは、大阪狭山市消防本部に勤める30歳から49歳の男性消防隊員5人です。
田辺海上保安部によりますと、5人は去年4月と12月のいずれも夜間に日高町や御坊市の沿岸でイセエビを密漁し、漁協の共同漁業権を侵害した漁業法違反の罪に問われています。
5人のうち先に検挙された3人から取り調べを進める過程で、のこる2人の犯行もわかり、5人とも密漁の事実を認めたことから、きょう、書類送検したものです。
大阪狭山市消防本部は「漁協の皆さんに大変なご迷惑をお掛けしたうえ、市民の皆さんの信頼も損ねてしまい、大変申し訳ありません。今後、研修や職員教育を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしています。