農林中央金庫が、ことし(2019年)も全国の小学校にチューリップの球根を寄贈していて、きょう(21日)和歌山市教育委員会にも2600球の球根が贈られました。
これは、児童の花に親しむ心を育てようと、農林中央金庫が、毎年この時期に全国の小学校へチューリップの球根を寄贈しているもので、ことしで51回目となります。
きょう午前、和歌山市教育委員会に農林中央金庫和歌山営業所の湯山弘二(ゆやま・こうじ)所長が訪れ、富松淳(とまつ・あつし)教育長に、市内52の小学校や義務教育学校に贈るチューリップの球根2600球の目録を贈呈し、富松教育長から湯山所長に感謝状が贈られました。
湯山所長は「私たちは子どもたちに花を育てて自然を大切にする心を養ってもらうとともに、自然保護や環境整備、生活文化の向上に寄与したい」とあいさつしました。
富松教育長は「チューリップは童謡に歌われるなど日本人に大変親しみのある花。子どもたちが今植えると、来春の卒業式や入学式のころ、きれいな花を咲かせるので楽しみ。子どもたちと学校美化に努めるとともに『博愛』『思いやり』の花言葉を教育現場にも伝えていきたい」とお礼を述べました。
球根は、新潟県花卉(かき)球根農業協同組合から提供されたもので、教育委員会では、ただちに各学校に配布するということです。