和歌山県内では、昨夜(18日)、新宮市の三輪崎で1時間に80ミリの雨量を記録するなど、新宮・東牟婁地域を中心に激しい雨が降り、きょう(19日)もJRきのくに線が始発から一部の区間で運転を取りやめるなど、鉄道の運行やイベント開催に影響が出ました。
和歌山地方気象台によりますと、前線や湿った空気の影響で新宮・東牟婁地域を中心に各地で昨夜(18日)から強い雨となりました。おととい(17日)午前6時の降り始めから、きょう(19日)午後4時までに降った雨の量は、新宮で444・5ミリ、田辺市本宮で261・5ミリ、那智勝浦町色川(いろかわ)で246・5ミリなどとなっています。
JR西日本和歌山支社によりますと、この大雨でJRきのくに線は、線路設備に多くの雨水を含んでいることが予想され、点検に時間を要することから、特急くろしおは上下9本が新宮~串本間や新宮~白浜間などで運転を取りやめました。また、普通列車は上下25本が新宮~周参見間で運転を取りやめました。
列車は、午後6時25分に運転が再開されましたが、最大で3時間あまりの遅れが出て、約2000人に影響が出ました。
また、きょう(19日)運行が予定されていた臨時列車「紀の国トレイナート号」は、午前8時56分紀伊田辺発御坊行は予定通り運行されましたが、午前9時47分御坊発串本行きの白浜~串本間と、午後3時17分串本発紀伊田辺行きは、運転取りやめとなりました。あす(20日)の「紀の国トレイナート号」は、予定通り運転されます。
この他、きょう(19日)広川町で予定されていた「みんなで稻むらを作ろう!プロジェクト」があす(20日)に延期されるなど、いくつかのイベントが中止または順延となっています。