心と体の姓が一致しないトランスジェンダーなどの生徒に配慮するため、和歌山県教育委員会は、来年度(2020年度)の県立高校の入学願書から、性別の記入欄を削除したことがわかりました。
これは、大阪府や福岡県など全国で同じような動きが相次いでいることを受け、県教育委員会も県立高校の入学願書の性別欄を削除したもので、32校全てが対象となっています。県教育委員会では「生徒本人が性別を書かずに済むよう廃止を決めた」と話しています。
一方で、各中学校が高校に提出する調査書には、性別の記入欄が残されていて「緊急時の対応などで高校が性別を知っておく必要があるため」と県教委では説明しています。
全国的には、北海道や神奈川県なども、来年度から公立高校の入学願書の性別欄の削除を決めています。