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友ヶ島に「音の美術館」がオープン、内見会開く

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和歌山市にある無人島・友ヶ島にある旧要塞施設を音の美術館にした「友ヶ島第3砲台美術館」が、オープンすることになり、きょう(2日)内見会が行われました。これは、和歌山市とエイベックス・エンタテイメント株式会社が共同開発したもので、音声ARアプリ「友ヶ島」を使って音楽を楽しむことができる美術館です。

ヤミツク〜くらやみのいきものに関する研究結果展~のようす(和歌山市友ヶ島で)

常設展示の「サウンドスケール」では、和歌山児童合唱団による和歌山のわらべ歌が、第3砲台の5つの弾薬庫で、広い・踊るなどを音で表現した音楽を楽しむことができます。
また、この美術館の開館を記念して今月31日まで企画展「ヤミツク〜くらやみのいきものに関する研究結果展〜」も開催されます。
この企画展では、小説家の三崎亜記(みさき・あき)さんが書き下ろした架空の物語を音声ARアプリから聞こえてくる声で表現していて、各展示室に置かれたアート作品を鑑賞しながら楽しむことができます。

アプリで音を楽しみながら絵画を鑑賞できるコーナーも(和歌山市友ヶ島で)

 

今回、常設展示のクリエイティブディレクターを務めた中前省吾(なかまえ・しょうご)さんは、
バックに流れる音楽が自然のものなので虫の声や風の音など毎回来るたびに変わることにこだわりました。
児童合唱団の皆さんの声もあって、それを聴いている場所が戦争で実際には使われなかった弾薬庫の跡にあるとかいろいろな感じ方をしていただけたらと思います」と話していました。
音声ARアプリ「友ヶ島」は、あす(3日)からスマートフォンのApp store(アップルストア)やGoogle Play(グーグルプレイ)でダウンロードできますが、あす(3日)とあさって(4日)は台風の影響で友ヶ島への連絡船が欠航するため美術館の開館日は改めて決定すると市では話しています。

音の美術館になる弾薬庫跡
(和歌山市友ヶ島で)


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