消費税率10%への増税をあす(10月1日)に控え、和歌山県内の小売店などでは商品の価格表示を改めたり、キャッシュレス決済の端末を導入するなど、準備を整えています。
このうち、新宮(しんぐう)市神倉(かみくら)のみやげ物店では、店主が税抜き価格と消費税10%込みの価格を併記した新しい商品の一覧表をパソコンで作成し、あすの増税に備えています。
店主は「軽減税率の対象となる梅干しなどはこれまでと同じ8%の税込み価格を表示しますが、地酒などは10%の税込み価格入りのものを新たに制作したので、手間がかかりました」と話しています。
またこの店では、中国や台湾などアジア圏の観光客も多いことから、おととい(28日)までにキャッシュカードを読み取る決済用端末の準備を終えたということです。
一方、田辺市中辺路町(なかへちちょう)の熊野古道沿いでコーヒーやお茶などを販売する休憩所には「10月1日からコーヒーやお茶を店の敷地内のベンチで召し上がるお客様は消費税率10%が適用されますので、レジまでお申し出下さい」と書かれた張り紙が貼られ、イートインスペースでの飲食が増税の対象となることを知らせています。