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濱口梧陵生誕200年未来会議 広川町で開催(写真付)

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江戸時代の安政南海地震で、稲わらに火をつけて村人を高台に導き、津波から救ったエピソード「稲むらの火」で知られる、広川町の偉人・濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)が、来年、生誕200年となるのにあわせて梧陵の偉業や魅力を国内外へ発信する「濱口梧陵生誕200年未来会議」がきのう(9/17)発足し、設立会議が開かれました。

これは、梧陵の魅力を再発見し、その偉業を顕彰するとともに、広川町民をはじめ国内外へ情報発信しようと、広川町が設置したもので、町長や教育関係者ら8人が委員となり、ヤマサ醤油の濱口道雄(はまぐち・みちお)会長を顧問に迎えています。

きのう午後、広川町役場で開かれた設立会議では、冒頭、会議の会長を務める西岡利記(にしおか・としき)広川町長が挨拶し、「6月15日に迎える生誕200年を含め、来年1年間、どのようなことをするのか、行政以外の考え方を入れていただいてご検討ください」と呼びかけました。

挨拶する西岡町長

また、会議の前に開かれた発足イベントでは、四天王寺大学教授の曽野洋(その・ひろし)さんが「今こそ再発見、濱口梧陵」と題して講演しました。この中で、曽野さんは、「梧陵は感受性が豊かで、相手に対する思いやりがあり、若者の意見にも耳を傾ける謙虚さを持ち合わせていた」と評価しました。

講演する曽野さん

その上で、これまで積み重ねられてきた濱口梧陵の基礎的な研究を整理し、具体的な事例を、未来を担う地元の小中学生や高校生と一緒に考える「濱口梧陵学」の創設を提言し、「まだ発見できていない梧陵の魅力を紀州内外に発信していきたい」と語りました。

「濱口梧陵生誕200年未来会議」は、来年6月15日に開く梧陵の生誕を祝う式典や、前日の6月14日に行うシンポジウムなどについて今後、検討します。


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