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高野山の寺で木製五輪塔1万基超

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高野山の円通寺で、江戸時代後期に庶民が奉納したとみられる1万基以上の木製五輪塔が見つかり、霊宝館がきのう(1日)発表しました。

霊宝館によりますと、今年4月、円通寺本堂の須弥壇(しゆみだん)の下で縦横30センチ、高さ90センチ前後の木箱16個が見つかり調べると、高さ9センチ、幅およそ3センチの木製五輪塔が入っていました。一つの箱におよそ千基収まることから、全部で1万数千基あるとみられます。「八万四千宝塔」(はちまんしせんほうとう)と呼ばれ、箱には天保七年などの文字や兵庫県の地名などが書かれていることから、高野聖(こうやひじり)という僧侶たちが各地で働きかけて庶民が奉納したものとみられますが、木製のものが見つかったのは初めてということです。高野山真言宗の添田隆昌(そえだ りゅうしょう)宗務総長は「すべての死者を供養するため集めたと思われ、貴重な民俗資料だ」と話しています。霊宝館は、今月20日に始まる大宝蔵展に一部を特別公開します。


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