本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入試センター試験が、きょう(19日)から全国693の会場で始まり、和歌山県内でも4つの会場で初日の試験が行われました。
今回のセンター試験には県内3733人が出願していて、和歌山市の和歌山大学、県立向陽高校、県立桐蔭高校、それに紀の川市の近畿大学生物理工学部の4つの会場に分かれて試験を受けました。
初日のきょう(19日)は、午前9時半から地理歴史・公民、国語、外国語の筆記、英語のリスニングの順に試験が行われました。和歌山大学の調べによりますと、各科目の県内受験者数と県内の全ての志願者に対する受験率は、地理歴史・公民が3343人で受験率89・6%、国語が3450人で受験率92・4%、外国語の筆記が3469人で受験率92・9%、英語のリスニングが3457人で受験率92・6%でした。
きょうは、福島県や秋田県で交通機関の乱れや、確認作業の遅れなどによって、一部の受験生の試験開始時間が繰り下げて実施されましたが、和歌山県北部は穏やかな天候にも恵まれ、目立った混乱はありませんでした。
2日目のあす(20日)は午前9時半から、理科1、数学1、数学2、理科2の順で試験が行われます。
ところで、大学入試センター試験の志願者の数は、全国で前の年度より5800人ほど減って57万6800人余りです。センター試験の得点を入試に利用する大学と短大は私立を含め852校で、このうち大学は過去最多の703校に上ります。
センター試験は、今回を含めて残り2回となり、2020年度からは「大学入学共通テスト」に変わることになっています。