戦国武将・真田昌幸(さなだ・まさゆき)と息子、幸村(ゆきむら)の隠せいの地として知られる九度山町できょう(5日)「真田まつり」の武者行列が行われ、「赤備え(あかぞなえ)」と呼ばれる朱色の甲冑をまとった武将の華やかな姿を見ようと大勢の観光客が詰めかけました。
真田まつり2日目のメインとなる武者行列は、和太鼓の演奏のあと、馬にまたがった昌幸、幸村、それに大助(だいすけ)の真田三代を先頭に出発しました。今年の昌幸役は、真田家ゆかりの長野県上田市の土屋陽一(つちや・よういち)市長が務めました。また幸村役はOSK日本歌劇団の元男役トップスターの桜花昇る(おうか・のぼる)さん、それに大助役は「ミスターアマ野球」と呼ばれた九度山町出身の杉浦正則(すぎうら・まさのり)さんがそれぞれ務め、手を振って沿道の声援に応えていました。行列は先頭に続いて真田十勇士や少年武者など総勢およそ200人で、道の駅柿の郷(さと)くどやまから中心街、そして真田庵までのおよそ2キロを練り歩き、勇壮な時代絵巻を観光客に披露しました。
九度山町では、丹生川(にゅうがわ)の川幅いっぱいにおよそ100匹のこいのぼりが泳ぐ「こいのぼりの丹生川渡し」があす(6日)まで行われるほか、きょうの真田まつりなどをテーマにした写真コンテストの応募があさって(7日)から始まります。