観光や食品加工の分野で和歌山県と覚書を交わしている、インド・マハラシュトラ州の中学生と教諭の一行12人とマハラシュトラ州観光開発公社の副部長が、きょう(14日)午後、和歌山県庁を訪れ、北山徹(きたやま・とおる)国際課長を表敬訪問しました。

来県したマハラシュトラ州の一行(6月14日・和歌山県庁)
これは、覚書に沿って県が行っている「世界遺産地域次世代育成事業」の一環として、今月(6月)10日から15日にかけて、インド・マハラシュトラ州の中学生6人と教諭6人が田辺市本宮町(ほんぐうちょう)や和歌山市などを訪問し、世界遺産・熊野古道の道普請(みちぶしん)や和歌山城の視察を行ったほか、田辺市立本宮中学校や東陽(とうよう)中学校の生徒らと交流を深めたものです。
あすの帰国を前に、一行は、きょう午後2時、マハラシュトラ州観光開発公社のシェカル・ジャイスワール副部長とともに県庁の北山国際課長を表敬訪問し、和歌山県内での体験を報告しました。
生徒らは「和歌山県は発展していて物も沢山ありますが、人や自然は温かくて優しいです」「現地の中学生と友人になれました」などと嬉々とした表情で話していました。
これに対し北山課長は「マハラシュトラ州に帰ったら、今度は皆さんがリーダーとなって、アジャンタやエローラといったそちらの世界遺産を多くの人に発信して欲しい」と呼びかけました