農林水産物や景観などを活かした地域活性化の成功事例を選ぶ政府の有識者会議は、有田市(ありだし)の株式会社早和果樹園(そうわかじゅえん)など全国27団体を「ディスカバー農山漁村の宝(むらのたから)」に選定しました。
これは、農林水産省がホームページやパンフレットなどで6次産業化を行っている企業や団体の活動を紹介し、全国で参考にしてもらおうというもので、およそ680件の応募のなかから、きのう(9月30日)開かれた有識者会議で、全国27団体の成功事例を選定しました。
早和果樹園は、有田みかんの6次産業化に取り組み、中山間地域での雇用を増やしていて、去年(2014年)11月、6次産業化の農林水産大臣賞を受賞しました。
このほか、農家レストランで伝統料理を提供する福井県の団体や、集落の野外を博物館に見立てた里山ミュージアムを展開する岐阜県の事例などもあわせて選定されました。
政府は、今月(10月)下旬に、最優秀賞のグランプリと、安倍政権が掲げる地方創生や、女性活躍などのテーマに沿った3つの特別賞を選ぶことにしています。