戦後時代の武将、真田幸村(さなだ・ゆきむら)ゆかりの九度山町で、きょう(8日)、川を渡して、こいのぼりを飾る恒例の催しが始まり、およそ100匹が元気よく泳ぎ始めました。
この行事は「こいのぼりの丹生川(にゅうがわ)渡し」で、町おこしを目的に33年前に始まり、春の風物詩として親しまれています。
こいのぼりが渡されているのは、町内を流れる丹生川が紀の川と合流する場所です。町商工会青年部のメンバーが、町内外から譲り受けたこいのぼりを2本のワイヤに取り付け、幅100メートルあまりの川の上に渡すと、色鮮やかなこいのぼりが春風に乗って元気よく泳ぎ始めました。
「こいのぼりの丹生川渡し」は、真田まつりが開かれる来月(5月)5日まで行われます。