和歌山市出身で、プロ野球通算182勝を挙げている、西武の西口文也(にしぐち・ふみや)投手が、今シーズン限りで現役を引退することが分かりました。近日中に記者会見する予定です。
42歳の西口投手は、県立和歌山商業から立正大学を経て、1995年にドラフト3位で西武に入団しました。1997年には、初の開幕投手を務め、15勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得し、パリーグの最優秀選手となったほか、沢村賞にも輝きました。
プロ21年目の今シーズンは、5月28日に交流戦の巨人戦で初登板しましたが、4回を投げ4失点で敗戦投手となりました。それ以降は1軍での登板機会はなく、おととしから3シーズン連続で勝ち星を挙げていません。
通算成績は182勝118敗6セーブ、防御率3・73です。
きょう(19日)埼玉県所沢市の、2軍が練習を行っている西武第二球場で、報道陣の取材に応じた西口は「そういう決心をしたということ。すっきりしていますよ」と話していました。