相続を円滑に進める「相続診断士」の和歌山県組織が、今月12日、和歌山市で発足します。
「相続診断士」は、相続に備える必要性などを、一般の人たちに啓発するとともに、当事者から話を聞いて「相続診断」を行い、トラブルが発生しそうな場合には、弁護士など必要な専門家を交えて円滑な相続に導くための資格です。
取得する人の9割近くが、金融・保険、不動産・建設関連の業種で、このほど和歌山県内で10人以上の発起人が集まり、「相続診断士」の和歌山県組織、和歌山県相続診断士会が設立されることになりました。
今回の設立は、全国で26番目となり、今月12日に和歌山市の県JAビルでキックオフミーティングが開かれます。
当日、会長に就任する予定の、和歌山市の宅地建物取引士、佐藤義記(さとう・よしき)さんは、「いま集まっているのは14人ですが、今後、勉強会を重ねる中で人数を増やして会を活性化し、『笑顔相続の道先案内人』として、一般の人に気軽に相談に来てもらえるよう取り組んでいきたい」と話しています。