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和歌山の柿 米国へ向け出発(写真付)

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日本産の柿のアメリカへの輸出が今年10月に解禁されてから、全国で初めて、和歌山県産の富有柿(ふゆうがき)が、きょう(12/18)、カリフォルニア州へ向けて出荷され、関係者らが出発式を開いて初出荷を祝いました。

出発式にはマスコットも登場
(左:かきたん 右:かき音(ね)ちゃん)

柿のアメリカ向け輸出は、今年10月に解禁され、和歌山県内では、JA紀北かわかみ管内の2カ所と、JA紀の里管内の1カ所のあわせて3カ所の柿畑がアメリカの厳しい検疫条件をクリアしています。

こうした中、きょう、日本から初めての柿がアメリカに向けて出荷されることになり、午後1時半から、九度山町にあるJA紀北かわかみのマルい選果場で、JAや和歌山県、農林水産省やジェトロなどの関係者およそ70人が出席して出発式が行われました。

式典の冒頭、挨拶したJA紀北かわかみの宮崎卓郎(みやざき・たくお)代表理事組合長は、「アメリカ市場は、購買力が高く、健康志向から来る日本食への関心も高い。カルフォルニア州に住む、およそ500万人のアジア系アメリカ人を開拓したい。今後は、輸送方法を検証し、登録園地と選果・梱包施設を増やし、当初の目的である利根早生柿(とねわせがき)の輸出に向けて規模を拡大していきたい」と意欲を示しました。

挨拶する宮崎代表理事組合長

また、地元・九度山町の岡本章(おかもと・あきら)町長は、「少子高齢化が進む地方を活性化する上で大切なのは、農林水産業をしっかりとしたものにすること。そうした意味で、今回の柿の輸出は、一筋の光明を見た思いがします。輸出第一号となった九度山町の柿を、今後も、自信を持って出していけるよう、まちをつくっていきたい」と抱負を語りました。

柿の積み込み作業

今回、出荷されたのは、JA紀北かわかみが管理する九度山町内の畑で先月(11月)20日に収穫された富有柿108ケース、およそ800キロで、式典の途中でトラックに積み込まれ、テープカットの後、関係者が見守る中、出発していきました。

出発するトラックと見送る関係者

きょう出荷された柿は、あす東京に着いた後、今月23日の船便でアメリカへ向かい、来年1月はじめにロスアンゼルスの港に到着し、13日から、カルフォルニア洲の日系スーパーで販売されることになっています。

また、販売開始にあわせて、JA紀北かわかみなどでは、カリフォルニア州のレストラン関係者や報道関係者を集めて、和歌山県産の柿の特徴や機能性を説明し、柿を使った料理を提供することにしています。


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