国のスポーツ施策を総合的に推進する組織として来月発足するスポーツ庁の初代長官に、1988年ソウルオリンピック競泳金メダリストで、日本水泳連盟会長の鈴木大地(すずき・だいち)氏が就任することになり、きょう(11日)午後、和歌山市で記者会見し、「スポーツの力を国民の皆さんに理解してもらいたい」と抱負を語りました。
和歌山市秋葉町の秋葉山公園県民水泳場で会見に臨んだ鈴木氏は、スポーツ庁長官に就任した理由について「日本水泳連盟の会長を2年務め、強化普及を推進してきたが、水泳人である前に日本人としての想いがある」と述べました。
また、今後の抱負について鈴木氏は「スポーツの持つ力を全国民のみなさんに理解してもらえるよう努力していきたい。」と述べました。
鈴木氏は代名詞となった潜水キック「バサロ」を武器にソウルオリンピックの男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得し、引退後は日本水泳連盟会長に就任したほか、日本オリンピック委員会の理事も務めています。
また、鈴木氏は長官就任に伴って、日本水泳連盟会長を辞任することも明かしました。