Quantcast
Channel: WBS和歌山放送ニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17802

外務省のサクラ、陸奥宗光像横に植樹(写真付)

$
0
0

和歌山市出身の元外務大臣、陸奥宗光の銅像がある東京の外務省から贈られた桜の植樹式が、きょう(30日)和歌山市で行われました。

ソメイヨシノを囲む広瀬小の児童

陸奥宗光は明治政府の外務大臣などを歴任し、治外法権の撤廃や関税自主権の一部回復などに貢献したことで知られていて、国内には和歌山市岡山丁の岡公園のほか、東京の外務省、それに山口県下関市にあわせて3つの銅像があります。このうちの外務省が、去年(2016年)陸奥宗光像の設置50周年を記念して敷地内のソメイヨシノの枝を和歌山市に贈り、和歌山市は、その枝を1年かけて高さおよそ2メートルの苗木に育てました。

植樹式はきょう午後2時から、陸奥宗光像がある和歌山市の岡公園で行われ、和歌山市や外務省の関係者に加え、近くの市立広瀬小学校の5年生20人も参加しました。きょう11月30日は、1888年、当時駐米公使だった陸奥宗光が日本とメキシコとの間ではじめて対等な条約を結んだ日にあたり、和歌山市の尾花正啓市長は式典の中で、「陸奥宗光の偉大さや功績を感じることができる。記念すべき日に植樹できて大変うれしい」と挨拶しました。

このあと、銅像の周りに植えられたソメイヨシノの苗木3本の植樹が行われ、参加者はスコップで苗木の根元にそっと土をかけて桜の成長を願いました。市立広瀬小学校5年の青山湖羽(あおやま・こはね)さん11歳は「私が大人になった時に大きな木に育っていてほしいです。学校では陸奥宗光についてまだ習っていませんが、自分で調べたりして勉強したい」と話していました。

きょう植えられたソメイヨシノは、来春にはわずかに花をつける見込みだということです。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 17802

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>